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福島フィールドワーク研修

8月5日から1泊2日の日程で、福島フィールドワーク研修を実施しました。
研修の様子をお伝えします。

研修の目的は、風化しつつある東日本大震災を学び直すとともに、東日本大震災からの復興をどのように進めるべきかを考察すること。そして、今後起こりうるさまざまな自然災害に対する防災意識を高めることです。
研修先は、原子力災害伝承館、震災遺構浪江町立請戸小学校、東京電力廃炉資料館及び東京電力福島第一原子力発電所です。

研修の充実を予感させる皆さんの笑顔
原子力災害伝承館 真剣にメモをとっています。
引率の先生の説明にも熱が入ります。

請戸小学校は、津波被害の状況や、子供達の避難の様子などを伝えていました。

震災遺構浪江町立請戸小学校

伝承館では、東京電力の社員の方々との座談会も行いました。震災後の東電になぜ入社したいと思ったのか、東電での仕事のやりがい、廃炉作業やALPS処理水のことなど、とても貴重なお話が聞けて、予定時間では足りないくらいの盛り上がりでした。

岩手出身の社員さんも参加してくださいました。

廃炉資料館では主に映像を見ながらの見学となりました。1時間の滞在でしたがあっという間に時間がすぎてしまいました。

廃炉資料館 真剣に見入っています。

翌日は、福島第一原子力発電所の視察でした。
まず最初に廃炉資料館のミーティングルームで、第一原発の廃炉に向けた取り組み状況やALPS処理水についての説明を受けました。

続いて、専用のバスで原発の視察に行きました。
原発敷地内に持ち込める物や、服装(長袖、長ズボン)が指定されていること、視察中は全員線量計を携帯することなど、厳格に管理されていたおかげで、安心安全に視察を行うことができました。
写真を撮ることはできませんでしたが、東日本大震災の際に水素爆発を起こした原子炉建屋などを至近距離で見学できたり、容器に入ったALPS処理水を手にとってみたりと、これまでの施設見学や受けた説明の内容と、実際のものとを結びつけることができ、理解を深めることができた様子でした。

研修参加者の言葉は、近日中に発行する理数科通信の中でご紹介する予定です。今しばらくお待ちください。